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2025/02/27
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月極駐車場の初期費用を徹底解説!初期費用なしや相場・支払い方法も解説

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月極駐車場を契約する際には初期費用がかかる場合がほとんどですが、

  • 初期費用が高い
  • 初期費用を安くする方法

など、少しでも月極駐車場の初期費用を抑えたいと思いますよね。

そこでこの記事では、月極駐車場の初期費用の内訳や相場、初期費用をなし・安くする方法を解説します。

この記事を参考に、少しでも安く条件の良い月極駐車場を見つけましょう!

月極駐車場の初期費用の内訳と相場

月極駐車場を契約する場合には、以下のような内訳で初期費用がかかる場合があります。

内訳相場
前賃料賃料の1ヶ月分
敷金・保証金賃料の1〜2ヶ月分
礼金賃料の1ヶ月分
仲介手数料賃料の1ヶ月分
保証会社の費用賃料の0.8〜1ヶ月分
その他の手数料数千円

月極駐車場によってはかからない費用もありますが、月極駐車場の初期費用の相場は、賃料の3〜5ヶ月分です。

それぞれの項目がどんな役割を果たすのか、それぞれの相場についても詳しく解説します。

前賃料

前賃料とは、月極駐車場の月額費用を先に支払うための費用です。

基本的には前払いが一般的なため、利用する前に支払いが必要です。

また、月の途中から利用する場合は、日割り計算になるか、良心的なところであれば、フリーレントと言って、費用がかからずに利用できる可能性があります。

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フリーレントは需要が少ない駐車場ほど、対応してくれる可能性が高いですが、不動産屋や仲介業者に可能かどうかを確認してみましょう。

逆に15日以上利用する場合は、1ヶ月分の費用が請求されることもあるため、この場合は日割り計算してくれないかを交渉することをおすすめします。

敷金・礼金・保証金

敷金や保証金は万が一、賃料が支払われない時のための費用です。

この費用は預かりとなるため、通常であれば解約時に返金される費用ですが、念の為契約前に確認しましょう。

一般的に1ヶ月〜2ヶ月分が敷金・保証金の相場ですが、もちろんかからない場合もあります。

礼金は「お礼のお金」という意味があり、こちらは返金されません。

そのため礼金に関してはかからないに越したことはないというのが、賃借人の気持ちだとおもいますが、立地が良いところほど、礼金は発生する可能性が高いです。

また、敷金や礼金に関しても交渉でなしにできる可能性がありますので、契約前に確認してみましょう。

確認の際は、「敷金・礼金がなければ契約しようと思っている」という感じで、他条件がクリアできていれば契約するというところまで伝えることが大切です。

契約するかどうかもわからない人に対しては、交渉に応じないでしょう。

仲介手数料

賃貸契約と同様に、不動産会社や駐車場を取りまとめている仲介業者がいる場合は、仲介手数料がかかる場合があります。

仲介手数料の相場は賃料の1ヶ月分ですが、キャンペーンや交渉で半額になったりなしになったりすることもあります。

また、最初から仲介手数料を取らないという駐車場や業者もあると思うので、そのような駐車場や業者から契約すると良いでしょう。

仲介業者はこの仲介手数料が利益となることが多いですが、駐車場オーナーからももらっている可能性もあるため、その場合は借りる人からは取らないということもあります。

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そのため、仲介手数料をなしにできるのは駐車場オーナーと繋がっている仲介業者になるため、会話の中で確認してみましょう。

確認方法としては、オーナーさんやその駐車場を管理している仲介業者しか知り得ないような「その駐車場の需要の傾向」や「過去の賃料の値上げ」などを聞いて、すぐに答えられたり、回答が1日以内だと、オーナーと直接繋がっている可能性が高いです。

保証会社の費用

賃貸借契約の場合は保証会社を採用している場合もあります。

保証会社は賃借人が、万が一支払いが滞った時に、代わりに建て替えてくれるサービスですが、賃借人からは最初に賃料の0.8ヶ月〜1ヶ月分の費用を請求します。

保証会社初回保証料
全保連株式会社賃料の80%
株式会社オリコフォレントインシュア賃料の100%
日本賃貸保証株式会社賃料の100%

また、保証料は保証会社やプランによって変わり、保証人の有無で保証料が変わったり、初回以外にも1年に1回の更新料がかかる場合があります。

保証会社を使うかどうかはオーナーさんの判断のため、交渉は難しいかもしれませんが、保証人を入れるもしくは増やすことで保証会社なしにできないかを確認してみましょう。

保証人は近しい親族(親・兄弟など)や、同じ地域(市や都道府県など)に居住している人などの条件もありますので、合わせて確認してみましょう。

その他の手数料

その他にかかる手数料としては以下のものがあります。

その他手数料相場
契約事務手数料2,000円〜5,000円
車庫証明手数料2,000円〜5,000円
備品保証金2,000円〜20,000円

契約事務手数料は契約する際にかかる費用ですが、書類の作成やその他手続きの費用としてかかる場合があります。

車庫証明手数料は、車庫証明を取得する際に、駐車場のオーナーや管理会社から「保管場所使用承諾証明書」というものをもらう必要があり、その書類に記入・捺印をしてもらいますが、その際に手数料が発生する場合があります。

備品保証金は、機械式や立体駐車場などで使用する際の鍵やリモコンなどが該当します。

鍵の場合は2,000円〜5,000円くらいで、リモコンだと10,000円〜20,000円くらいが相場です。

借主の不注意(故意・過失)で破損した場合などに使用される費用のため、使用に問題なく返却した場合は返金になる場合がほとんどです。

このように、契約や依頼する内容によって事務手数料などが発生する場合がありますので、初期費用の内訳をきちんと確認するようにしましょう。

月極駐車場の初期費用をなし・安くする方法

月極駐車場を契約するにあたって、相場とはいえ初期費用で数万円〜10万円近く支払うのは大変ですよね。

そこで、初期費用をなしにしたり、少しでも安くする方法として、

  • 仲介業者が入らない駐車場を探す
  • 敷金や保証金がない駐車場を探す
  • 立体駐車場や機械式駐車場を検討する
  • 駅や大きな道路など利便性の高い立地を避ける

これらについて解説していきます。

基本としては、賃料が安いところにすることがポイントですが、うまく交渉も交えながら、初期費用を安くしていきましょう。

仲介業者が入らない駐車場を探す

月極駐車場の初期費用として、一番と言って良いほど避けたいのが仲介手数料です。

返金にもならず、駐車場を探して契約手続きを手伝ってくれるための費用ですが、月極駐車場は通常のアパート・マンションなどの家賃に比べて賃料も安く、原状回復などのトラブルもおきにくいです。

そのため、比較的簡単に契約を行えるので、仲介業者を挟まない、もしくは仲介手数料が無料の駐車場や仲介業者を探しましょう。

先ほども解説しましたが、仲介業者も駐車場オーナーと繋がっていれば、オーナー側から手数料をもらう場合があります。

このようなケースだと、賃借人からは仲介手数料をもらわないということも可能になりますが、オーナーと繋がっていない場合は、仲介手数料をもらわないとタダ働きになってしまうので、どうしても費用が発生してしまうでしょう。

条件の良い駐車場ほど、仲介業者が入っている可能性もあるため、もし仲介手数料が発生しそうであれば、他の仲介業者や手数料がない駐車場を探してみてください。

敷金や保証金がない駐車場を探す

敷金や保証金は何事もなければ、返金される費用ですが、駐車場オーナー側が賃料滞納のリスクを軽減するための費用です。

1ヶ月分までは許容範囲かもしれませんが、2ヶ月以上の敷金・保証金の場合は軽減できないか相談してみましょう。

駐車場によっては敷金・保証金がないことも多々あるので、いくつかの駐車場の中から敷金や保証金がかからない駐車場を探すのもおすすめです。

立体駐車場や機械式駐車場を検討する

立体駐車場や機械式の駐車場は平面の駐車場に比べて、賃料が安い傾向にあります。

  • 出入りで混み合う
  • サイズに制限がある

などのデメリットもありますが、駐車場オーナーからすると、平面の駐車場に比べて、多くの台数と契約することが可能になるので、賃料収入も安定します。

このような理由から賃料が安くなる傾向にあり、賃料の何ヶ月という初期費用の計算をする際にも安くなるでしょう。

駅や大きな道路など利便性の高い立地を避ける

これまでの初期費用を安くする方法に付随しますが、賃料が安い方が初期費用が安くなります。

実際に賃料が3,000円変わった場合の初期費用を比較してみました。

初期費用項目賃料10,000円賃料13,000円
前家賃10,000円13,000円
敷金(1ヶ月)10,000円13,000円
仲介手数料10,000円13,000円
事務手数料3,000円3,000円
合計33,000円42,000円

上記のパターンだと、賃料が3,000円違うだけ、約10,000円も初期費用が変わることになります。

利便性が高い立地は、土地代も高くなるため、回収する試算をする時に賃料設定も高くしないと採算が合わなくなります。

また、立地が良いということは、それだけ需要も高くなるため、賃料を上ても借りたい人がいるので、交渉なども難しくなってしまいます。

逆に、少し外れた立地になれば、利用者が減り、供給が高くなるので、賃料を下げてでも借りたい人を抱えたいという考えになります。

これはアパートやマンションの賃貸と同じ考えですが、空きがあることが駐車場オーナーにとって、最も避けたい状況なので、少し賃料が安くても借りてくれる人がいることが理想です。

中には頑なに賃料を下げないオーナーもいると思いますが、周辺相場と比較して、賃料交渉もできそうなら行なってみると良いでしょう。

また、駐車場検索サイトを使えば、地図や一覧からも検索が可能なので、例えば「札幌 月極駐車場」のページなどから探してみると、スムーズに見つけることができるかもしれませんよ。

月極駐車場の支払い方法や支払日

月極駐車場の初期費用や毎月の賃料の支払い方法や支払日について解説します。

一般的には、初期費用は現金か振り込み、毎月の賃料は引き落としの場合が多いですが、これは契約内容によって異なるので、必ず契約時に確認するようにしましょう。

初期費用は現金か振り込みで賃料は引き落としがメイン

初期費用は契約時に支払うことが多く、契約前に費用を知らせてくれるので、契約書の署名・捺印と同時かその後にお支払いします。

【駐車場の契約の流れ】

  1. 駐車場を探す
  2. 申込書に記入・提出
  3. 審査や書類の確認
  4. 契約書に記入・捺印
  5. 初期費用の支払い
  6. 駐車場利用が開始

このような流れで駐車場契約は進みます。

不動産会社や仲介業者の会社で契約手続きを行う際は、契約時に初期費用も預かるケースが多いため、現金の準備が必要になります。

一方で、郵送で契約を行う場合は、契約書のやり取り後に振り込みで行うことが多いでしょう。

また、毎月の賃料の支払いについては、振り込みの手間を省くために、銀行引き落としが多いです。

仲介業者が代わりに賃料を預かる場合は、クレジットカードの利用も可能な場合があるため、仲介業者にクレジットカードが利用可能かも確認しておきましょう。

自動引き落としの設定は、特にネット銀行だと対応できない場合があるため、自動引き落としができる金融機関があるかも確認しておくとスムーズです。

月末までに翌月分が一般的

毎月の賃料の支払いは、アパートやマンションの賃料と同様に、月末までに翌月分を支払うことが一般的です。

万が一、滞納してしまった場合には、オーナーや管理会社から督促される可能性もあるため、引き落とし設定している講座にお金が入っているか確認しましょう。

さらに、保証会社を利用している場合、支払い期日を過ぎてしまうと、保証会社が建て替えを行なってしまいます。

その場合、通常の賃料に10%〜20%の延滞料が加算されてしまう可能性があるのでご注意ください。

また、自動引き落としの設定は金融機関によっても異なりますが、手続きした月の翌月や翌々月から開始となるので、最初の方は振り込みが必要になる場合があります。

月極駐車場の初期費用に関する注意点

月極駐車場の初期費用に関する注意点をまとめました。

初期費用が相場よりも高くなったり、思いがけぬ費用が突発的に発生することが無いとも言い切れないため、下記について解説します。

  • 冬季期間の費用確認
  • 設備補修などの費用
  • 日割りや内訳の確認をする

冬季期間の費用確認

雪国限定の内容ですが、雪国では雪が積もることで除雪業者を依頼したり、ロードヒーティングを採用している駐車場もあります。

元々の賃料にこれらの費用が含まれた上で設定されていれば問題ないですが、これらの費用を補填するために冬季間だけ高くなる場合もあります。

雪が積もっていなくても一律で発生することもあるため、冬季の賃料設定も確認するようにしましょう。

また、その地域ならではの特性があるかもしれませんので、1年と通して賃料が変わらないのかを確認すると良いです。

設備補修などの費用

機械式やゲート、リモコンを用いるような駐車場の場合、もし経年劣化や思わぬ故障が発生した場合の費用負担があるかを確認しましょう。

通常であれば駐車場オーナーが負担することが一般的ですが、契約書に借主も負担するなどと記載があると、万が一の際には追加費用が発生する可能性があります。

仲介業者がいて、契約書の読み合わせがあれば気がつくかもしれませんが、郵送でやり取りする場合などは、契約書を読むのが面倒だと感じて、読み飛ばしてしまうかもしれません。

契約完了してからでは遅いので、契約書は必ず目を通して、様々な費用負担が発生しないかを確認しましょう。

日割りや内訳の確認をする

月の途中から駐車場を借りたい場合は日割り計算がされるのかを確認しましょう。

例えば、利用開始が月末であった場合、3日しか利用しないのに1ヶ月分の賃料がかかるのか?

15日以上ある場合、日割り計算されないのか?など、途中からだとどのように計算されるのかを確認しましょう。

日数が少ない場合は、フリーレント(無料)にしてくれる場合があるので、契約月や解約月の日割り計算は確認すると良いです。

また、内訳が記載されずに金額だけ提示された場合は、必ず内訳を確認しましょう。

何にいくらの費用がかかっているかわからないままだと、トラブルの原因にもなりますし、どこかの部分を交渉で安くできないかを検討すべきです。

少しでも初期費用を安くするために、これらの確認をしましょう。

まとめ

以上、月極駐車場の初期費用についてまとめました。

初期費用にかかる相場として、

内訳相場
前賃料賃料の1ヶ月分
敷金・保証金賃料の1〜2ヶ月分
礼金賃料の1ヶ月分
仲介手数料賃料の1ヶ月分
保証会社の費用賃料の0.8〜1ヶ月分
その他の手数料数千円

このような項目があり、敷金・礼金・仲介手数料など、丸々かからない駐車場などもあるため、少しでも初期費用を安くしたい場合は、交渉をしたりして、条件の良い月極駐車場を見つけましょう。

見つからない場合は、お問い合わせください。非掲載の駐車場もございます