外車や高級車を所有するとなると、困るのが駐車場です。
月極駐車場の多くは日本車を基準にして作られており、できるだけ多くの車が駐車できるように作られています。
そのため、外車や高級車のように「大きめの作りである車はお断りします」という文言を目にします。
しかし、数は少なくなるかもしれませんが、外車OKの月極駐車場がないわけではないので、効率よく見つける方法や注意点を解説していきます。
クルマッチでは「札幌の月極駐車場」を多数掲載していますので、こちらも是非ご覧になってみてください!
月極駐車場で外車がNGな3つの理由
まず初めに、月極駐車場で外車がお断りになる理由として、下記の3つがあります。
- 車のサイズが大きい
- 盗難や車上荒らしの確率が上がる
- 反社会的勢力の可能性
それぞれ解説していますので、これらに該当しないかどうかもチェックしてみましょう。
車のサイズが大きい
月極駐車場の一般的なサイズは下記です。
幅 | 全長 | |
軽自動車 | 2.0m | 3.6m |
普通自動車 | 2.5m | 6.0m |
上記サイズは国土交通省が提示している基準となるサイズです。
日本車の中でも大きめなクラウンやランクルでも幅2.0m以内・全長5.0m以内となるので、普通乗用車のサイズでも駐車が可能かつ、隣の車ともある程度の距離を保つことが可能です。
では、外車のサイズはどうかというと、横幅が大きいものだと2.0mを超えるものもありますが、多くは2.0m以内の幅に収まっています。
全長も同様に5.0mを超える車もありますが、多くは5.0m以内となっています。
ただ、イメージとして「外車は大きい」ということが根付いており、管理会社やオーナーは大きい車だと事故やトラブルの可能性があると思い、お断りしているところもあります。
また、機械式や立体駐車場・ガレージのように、高さにも制限がある駐車場もあり、この場合は外車に限らず、その駐車場のサイズを超える場合は利用できません。
盗難や車上荒らしの確率が上がる
比較的治安が良いとされる日本ですが、駐車場内の盗難や車上荒らしがあるのは事実です。
外車=高級車のイメージもあるため、外車はお金持ちの車として、狙われる可能性があります。
調査結果ではプリウスやランドクルーザーなどが被害の上位にいますが、トップ10にはベンツやBMWがあります。
外車は国産車に比べれば、所有している数が少ないため、台数が少ない中でこれだけ被害の上位に位置していることがわかります。
契約書には「駐車場内でのトラブルは自己責任」と明記してあっても、管理会社やオーナーに頼ってくる人も多いだけでなく、盗難や車上荒らしがあった月極駐車場というレッテルも貼られてしまいます。
そのため、このようなトラブルを回避するためにお断りしていることがあります。
反社会的勢力の可能性
一概には言えませんが、反社会的勢力の方々が乗っている車が外車である可能性が高いというイメージもあります。
契約時点で反社会的勢力ではないと伝えても、このイメージが拭きれず、万が一のトラブルに巻き込まれないようにするために、リスク回避として外車お断りとしている場合もあります。
このような理由で外車をお断りする月極駐車場がありますが、次で紹介する見つけ方を利用して、外車でも月極駐車場を契約できるように探してみましょう。
外車も利用できる月極駐車場の見つけ方
先ほどの理由から断られることがある外車の月極駐車場利用ですが、効率よく見つけるために下記の2つの方法をご紹介します。
- 大型車・ハイルーフOKの駐車場を探す
- 駐車場検索の依頼をする
1つ目はご自身で探す場合の方法で、2つ目は駐車場探しを依頼する方法です。
それぞれ解説していきますので、可能なら両方を上手に使ってみましょう。
大型車・ハイルーフOKの駐車場を探す
月極駐車場で外車が断られる理由の1つがサイズであると説明しましたが、駐車場のサイズに収まっていれば、契約上は問題ないはずです。
外車でも日本車の大きい車(クラウンやランドクルーザーなど)と同等以下のサイズのため、駐車自体ができないわけではありません。
ただし、駐車場の規格が小さめに作られている場合は難しいので、絞り込み検索などで「大型車・ハイルーフ」などにチェックを入れて検索すると良いでしょう。
当サイトで運営しているクルマッチでも、大型・ハイルーフなどで絞り込みが可能です。
クルマッチでは主に札幌の月極駐車場を紹介している月極駐車場検索サイトです。
地域に特化しているからこそ、そのエリアの特性に詳しいので、駐車場検索サイトを利用する場合は、全国対応と探したい地域に特化しているサイトを利用するのがおすすめです。
駐車場検索の依頼をする
上記はクルマッチで月極駐車場探しの依頼をするフォームですが、契約車種の部分でご利用になる車を記入する欄があり、例に書かれているように外車も受付ております。
このように、月極駐車場の検索サイトでは、駐車場探しの依頼も受け付けているサイトも多いので、契約車種や条件を入力して依頼してみましょう。
条件に合う月極駐車場があれば、メールや電話で紹介されます。
ただし、すぐに紹介されるかはわからないため、先ほどのようにご自身でも検索しつつ、依頼も出して探していくと効率的です。
また、検索依頼をする際は、クルマッチのように札幌に特化している・このエリアに強いなどのサイトと全国対応しているサイトを利用すると良いでしょう。
例えば、
エリア | おすすめ検索サイト |
札幌 | クルマッチ・札幌月極.com |
東京 | 駐車場ネット・駐車場ナビ |
大阪 | 月極定期駐車場ナビ |
福岡 | 福岡駐車場ナビ |
全国 | 日本駐車場検索・月極駐車場どっとこむ |
など、上記のような検索サイトを活用してみましょう。
おすすめの検索サイトは「月極駐車場 検索サイト おすすめ」の記事でも紹介しています。
月極駐車場探しを依頼し、その後に月極駐車場が見つかった場合は、依頼したサイトに連絡をいれておくようにしましょう。
外車や高級車の月極駐車場の選び方
外車や高級車は国産車よりも大きい場合もありますし、高価な車であることが多いです。
そのため、駐車場内での接触や車の出し入れ、セキュリティ面も気にして選ぶと良いでしょう。
最低限抑えるべきポイントはサイズですが、その他も充実している方が安心して利用できるので、下記の3つのポイントを確認してみてください。
- 車室のサイズ
- 通路や出入り口
- セキュリティ状況
これらについて解説していきます。
車室のサイズ
まずは駐車場で止める場所の車室のサイズです。
例えば、国土交通省の規定サイズの普通乗用車で見ると、幅が2.5mです。
外車で人気かつ大きめのベンツSクラスの幅は1.921mとなっています。
駐車した時に横との空きが約50cmの余裕があります。(片方25cmですが、隣も25cmの空きができるため50cmとしています)
一般的に乗り降りに必要な幅としては60cmと言われているため、10cmほど狭いという状況になります。
また、トランクの開閉に必要な長さは1mと言われているため、全長+1mの全長がある車室だと安心です。
そのため、車室のサイズは横幅60cm以上の空きがある・全長は1m以上の空きがあるようなサイズ間で選ぶと良いでしょう。
通路や出入り口
外車で月極駐車場を利用する場合は、駐車場内の通路や出入り口にも注意しましょう。
通路部分は片側のみの駐車の場合は3.5m以上、向かい合わせで駐車するタイプの通路は5.5m以上が望ましいとされています。
札幌のような雪国では、除雪がいまいちだと、通路も狭くなることがあり、出し入れが困難になる場合も想定しておきましょう。
また、出入り口も車が2台がすれ違えるのが理想とされており、見通しが良いことも条件として含まれます。
ただ現実としては2台がすれ違える幅になっていないことも多いのと、道路との段差にも注意しましょう。
こちらも雪が降ると道路との段差が大きくなり始めます。
特にロードヒーティングになっている駐車場の場合、駐車場内は快適ですが、歩道や道路は降り積もるため、10cm以上の段差になることもあります。
そうすると、車体の下部が擦れたり、出入りしにくい状況になってしまいます。
セキュリティ状況
月極駐車場のセキュリティ対策は駐車場によって様々です。
特にセキュリティを行っていない駐車場もあれば、監視カメラや防犯ゲート、自動点灯する証明などを設置している駐車場もあります。
外車や高級車は盗難や車上荒らしにも注意が必要なため、セキュリティ性能が高い月極駐車場を選べると理想です。
セキュリティが高い駐車場としては、シャッター付きのガレージや機械式駐車場です。
中でも機械式駐車場は一般的で、縦に高く設置できたり、地下に潜るタイプがあります。
機械式の出入り口も専用の鍵が必要なことが多いため、そもそも車に近づくことが困難です。
シャッター付きのガレージは、シャッターの開閉時に音が鳴る・電気が点灯するなどの設備があれば、なお良いですが、このようなガレージは少し郊外にあることが多いです。
そのため、都心部の場合は機械式・郊外の場合はガレージの月極駐車場がないか探してみましょう。
外車が駐車できる月極駐車場に関するよくある質問
最後に外車が駐車できる月極駐車場に関するよくある質問として、下記の3つについてまとめました。
- 外車の盗難や車上荒らしの被害は?
- 盗難や車上荒らしが多い地域は?
- 高セキュリティの月極駐車場とは?
これについて解説していきます。
外車の盗難や車上荒らしの被害は?
外車は高級車というイメージも強く、盗難や車上荒らしの被害にあう可能性が高いのか気になると思います。
日本損害保険協会の「第26回自動車盗難事故実態調査」の報告では、下記のようになっています。
出典:日本損害保険協会
盗難の被害では日本車が占めていますが、車上ねらい(車上荒らし)だとベンツやBMWがランクインしています。
外車は国産車に比べて出回っている数が少ないにも関わらず、これだけ被害の上位に位置しています。
盗難や車上荒らしが多い地域は?
次に盗難や車上荒らしの被害が多い地域ですが、こちらも日本損害保険協会の「第26回自動車盗難事故実態調査」のデータでは下記のようになっています。
出典:日本損害保険協会
上記データを見ると大阪府や愛知県の被害が多いことがわかります。
その他の地域でも関東圏や関西圏での被害が多い傾向にありました。
そのため、この地域にお住まいの方は、セキュリティ面も十分に気を付けるようにしましょう。
月極駐車場のセキュリティだけでなく、ドライブレコーダーやセキュリティシステムの導入、車カバー、タイヤロックなど、ご自身でもできる防犯対策を行いましょう。
高セキュリティの月極駐車場とは?
できれば月極駐車場のセキュリティも高いところが良いですが、どのようなものが高いセキュリティなのかというと、
- 管理人が常駐している
- 機械式で車室に近づけない
- 警備会社と連動した防犯カメラ
この辺りはセキュリティが高いと言える性能でしょう。
管理人常駐はかなりレアなケースですが、人がいるだけで防犯性能はかなり高くなります。
また、機械式の駐車場はパレットと呼ばれる板で地上に引き上げたり、地下に潜るようなタイプの駐車場です。
そのため、そもそも車に近づくことすら難しいです。
防犯カメラに関しては、単純な設置だけだと防犯性能は少し下がるため、警備会社と連動して、以上があった際にかけつけてくれるようなシステムだとセキュリティが高いでしょう。
まとめ
以上、外車を駐車できる月極駐車場について解説しました。
外車や高級車はサイズが多くなる可能性がある・盗難や車上荒らしに狙われやすいなどから、利用できる月極駐車場を探すのも困難です。
そのため、これらの注意点や探し方を考慮し、駐車場検索サイトや駐車場探しの依頼を上手に使って、快適な月極駐車場を見つけてください!
クルマッチでは、札幌を中心に月極駐車場を掲載しており、駐車場探しのご依頼も承っています。
外車も対応している月極駐車場があるため、お気軽にお問い合わせください。
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