引越しや新しく車を購入しようと思い、マンションやアパートに駐車場の空きがないこともあります。
- 近隣の月極駐車場に空きがない
- ネットで調べても情報が出てこない
- 不動産屋に聞いても情報が少ない
など、近隣の月極駐車場を探しますが、全然見つからなくて困っていませんか?
そこでこの記事では、月極駐車場が見つからない場合に、試して欲しい7つの対処法を解説しますので、是非試してみてください!
一般的な探し方も掲載していますが、違う視点も見つかるかもしれませんので、気になるところだけでもチェックしてみてください!
月極駐車場が見つからない時の7つの対処法
月極駐車場が見つからない場合は、探し方や考え方から見直していきましょう。
ここでは下記の7つの対処法を解説しますが、簡単にそれぞれのメリット・デメリットをまとめました。
探し方 | メリット | デメリット |
駐車場検索サイトに依頼 | 手軽に探せて依頼できることもある | 競争率の高さと、情報の不確かさがある |
自分で歩いて探す | ネットにない情報を探せる | 労力がかかる |
不動産会社に依頼 | ネットにない情報や依頼もできる | 取り扱いが少ない可能性が高い |
コインパーキングを利用 | 見つかる可能性が高い | 費用が高くなる可能性が高い |
一時的に条件を下げる | 見つかる可能性が高い | 費用や条件が悪くなる可能性が高い |
近隣の中古車屋に交渉 | 近くで見つかる可能性がある | 依頼できる可能性が低い |
近隣の一戸建てに交渉 | 近くで見つかる可能性がある | 依頼できる可能性が低い |
このように一長一短ではありますが、いくつかの方法で月極駐車場を探すことが可能です。
どうしても見つからない場合は、これらの探し方でも、少し工夫をしながら探してみると、月極駐車場が見つかるかもしれませんので、それぞれ解説していきます。
駐車場検索サイトに依頼する
インターネットを活用して、「月極駐車場」と検索すると、いくつも駐車場検索サイトが出てきます。
基本的には大手の検索サイトが出てきますが、管理物件が多いほど、ネット上の情報は不正確なことがあります。
近くの月極駐車場で「空きあり」と表示されていても、問い合わせてみると「現在は満車です」ということも多いです。
そのため、大手を見た後は、その地域に特化した駐車場検索サイトも探してみましょう。
当サイトは札幌エリアに特化した駐車場検索サイトですが、地域に特化することで、細かいエリアまでカバーできたり、大手では掲載できていない駐車場も取り扱っている可能性があります。
また、駐車場検索サイトでも駐車場を探してくれるサービスもあります。
駐車場検索サイトも日々、新しい駐車場を確保する動きも行なっているため、上記のような要望がある方が、営業もしやすくなり、新規の月極駐車場の獲得に繋がります。
このように、既存の月極駐車場が見つからなくても、新規の月極駐車場が案内される可能背もあるので、大手の駐車場検索サイト以外にも、地域特化の駐車場検索サイトも活用して探してみましょう!
例えば、クルマッチなら「札幌の月極駐車場」に特化して駐車場を紹介してます。
他にも札幌でおすすめの駐車場検索サイトがあるので「月極駐車場 検索」の記事も合わせてご覧ください。
自分で歩いて探す
駐車場検索サイトを使っても、月極駐車場が見つからない場合は、自分で近隣を歩いて探すのも手段としてあります。
月極駐車場を運営しているオーナーがネットを使っていなかったり、不動産会社に依頼していても、その不動産会社がネットに情報を出していない可能性があります。
これらの場合、現地に看板と問い合わせ用の電話番号が記載されていることが多く、アナログな方法ですが、人目につかないからこそ、月極駐車場を見つけられる可能性があるでしょう。
現地に行くのが大変な場合、Googleマップのストリートビュー機能を使うことも可能ですが、注意点としてはGoogleマップの情報がいつ時点なのかも確認するようにしましょう。
引用元:Googleマップ
上記画像のように、Googleマップのストリートビューは撮影年月が記載されています。
1年以内でも状況が変わっている可能性もあるため、参考程度に確認すると良いでしょう。
月極駐車場がありそうな場所にチェックして、後からまとめて現地調査したり、看板が写っている場合は電話で確認が可能です。
自分で歩いて月極駐車場を探す際は、上記のように目星をつけてから周辺を探してみましょう。
もし、車庫証明も取得を考えている場合は自宅から2km以内で探すよう必要があります。
第一条 自動車の保管場所の確保等に関する法律(以下「法」という。)第三条の政令で定める要件は、次の各号のすべてに該当することとする。
一 当該自動車の使用の本拠の位置との間の距離が、二キロメートル(法第十三条第二項の運送事業用自動車である自動車にあつては、国土交通大臣が運送事業(同条第一項の自動車運送事業又は第二種貨物利用運送事業をいう。)に関し土地の利用状況等を勘案して定める地域に当該自動車の使用の本拠の位置が在るときは、当該地域につき国土交通大臣が定める距離)を超えないものであること。
二 当該自動車が法令の規定により通行することができないこととされる道路以外の道路から当該自動車を支障なく出入させ、かつ、その全体を収容することができるものであること。
三 当該自動車の保有者が当該自動車の保管場所として使用する権原を有するものであること。
引用元:自動車の保管場所の確保等に関する法律施行令
上記のように定められているため、上記の要件を満たす月極駐車場を探しましょう。
不動産会社依頼する
ご自身で歩いて探す時に、近くの不動産会社にも同時に依頼してみると良いでしょう。
この時に、大手の不動産会社よりも、昔からあるような地域に根付いた不動産会社に依頼するのが理想です。
不動産会社にとっては、駐車場は仲介手数料も大きくないため、紹介に力を入れないことがほとんどであることと、地域に根付いた不動産会社だと、昔からの付き合いで土地のオーナーと通じている可能性があります。
そのため、駐車場の情報を持っているが表には出ていないことも多く、聞いてみると意外と近くで見つかったりします。
また、不動産会社には土地を専門に取引するところもあり、土地専門だと元々駐車場だった、駐車場経営したいと思って購入したという情報も持っている可能性があるため、そのような土地専門の不動産会社に確認してみるのも良いでしょう。
コインパーキングを利用する
一時的な鎬としてコインパーキングを利用するのも手段の1つです。
コインパーキングは場所によって最大料金が設定されていることもあるため、そのような場所で計算してみると良いでしょう。
例として、8:00〜18:00が1,500円、18:00〜8:00が1,000円の場合、仕事がある20日間の日中は使わずに夜だけで考えてみます。
- 20日×1,000円
- 10日×2,500円
- 合計:45,000円
上記のように計算できます。
おそらく近隣の月極駐車場の相場よりも高くなると思いますが、場所によってはかなり相場に近い金額まで抑えられる可能性もあります。
最大料金は日中と夜間で分けられていたり、24時間ごとの場合もあります。
引用元:Googleマップ
また、日中・夜間だけ最大料金がないこともあるので、必ず確認してから利用するようにしましょう。
コインパーキングは必ずしも空きがあるわけではないため、コインパーキングを利用する際は、いくつか候補を探しておくことも忘れないでください。
一時的に条件を下げて探す
希望する条件で月極駐車場が見つからない時は、一時的にでも条件を下げて探してみましょう。
不動産会社に依頼する場合は、条件から外れる駐車場も紹介してくれるかもしれませんが、下記を例に条件を検討してみてください。
- 月額料金を上げる
- エリアを少し拡大する
- 青空や舗装されていない駐車場も可にする
- 除雪や清掃などの条件を外す
上記のような条件を見直してみると、駐車場が見つかる可能性があります。
料金が上がる場合は、コインパーキングの料金とも比較し、どちらがお得なのか、距離やその他条件を加味して検討しましょう。
近隣の中古車屋に交渉する
ここからはかなり特殊なケースですが、近くに中古車屋さんがあれば交渉してみるのもありです。
中古車屋さんは、販売するための車を保管しておかなくてはならないため、ある程度の敷地を確保していることが多いです。
お店が隣接していなくても、少し離れた場所に保管していることあるため、お店に確認してみると良いでしょう。
もし貸してくれることになった場合には、後でトラブルにならないように契約書をしっかりと交わします。
契約書はネットでも雛形があるので、そこから作成することは可能ですが、不安であれば行政書士・司法書士・弁護士など、契約書のリーガルチェックができる方に依頼してみましょう。
契約書の作成では、以下の点は必ずチェックするようにします。
- 賃料の金額
- 賃料の支払い期日
- 賃借期間
- 除雪や清掃などの約束事
など、今後のトラブルになりうる項目は必ずお互いに確認し、気持ちよく取り引きできるようにしましょう。
近隣の一戸建てオーナー交渉する
中古車屋さんと似ていますが、近隣に比較的土地が余っているような一戸建ての家主に交渉することもできるかもしれません。
長い期間を借りることは難しいかもしれませんが、外構(門や塀)がないご自宅であれば、道路からすぐに出入りできるため、家主に迷惑がかかりにくいです。
このようなご自宅をお持ちの家主さんに交渉してみるのもありです。
ただし、夜間や早朝の外出は遠慮してほしいなど、特殊な条件がでることもあるかもしれませんし、近所付き合いが苦手な方はハードルが高い方法になるかもしれません。
どうしても月極駐車場が必要で、他の手段では借りられない場合に検討してみましょう。
月極駐車場が空くタイミング
月極駐車場が空くタイミングは様々ですが、基本的には引っ越しと同様の繁忙期に空くことが多いです。
仕事の転勤や入学がある1月〜3月もしくは9月前後が空く可能性が高い時期となります。
そして、月極駐車場の空き待ちは連絡がなく、早い者勝ちであることが多いですが、下記のようなパターンで空き待ちができる可能性があります。
- 通知をせずに早い者勝ち
- 通知は行うが早い者勝ち
- 予約サービスで先着順
- 予約サービスで抽選
予約サービスとは、月極駐車場の空き待ちを予約できるサービスです。
予約を申し込んだ先着順と予約している方々の中から抽選の方式があるため、どの方式で行われるか確認しましょう。
また、予約サービスを利用する時は、キャンセル料がかからないかも確認することが大切です。
運営者も予約で埋まると想定したところをキャンセルされると困る場合もあるため、予約前にサービス内容を確認してください。
月極駐車場を探す時のポイント
月極駐車場が見つからない時に、焦って契約を進めてしまうと、後々トラブルや面倒なことになりかねません。
そこで、最低限押させておくべきポイントとして、
- 近くに駐車場がない場合の車庫証明
- 車の大きさや駐車スペースを確認
- 雪国なら除雪・排雪条件も確認
について解説していきます。
近くに駐車場がない場合の車庫証明
車の購入を検討していて、月極駐車場を探している場合には下記の要件を満たす月極駐車場を探す必要があります。
- 自宅や会社から2km以内である
- 道路からの出入りに支障がなく、車の全てが収まる
- 車の所有者が駐車場の使用権限を持っている
基本的な駐車場契約では2番・3番は問題なくクリアできると思いますが、近くで駐車場が見つからない場合は、少し距離がある駐車場も探す場合があります。
その際に2km以内でないと、車庫証明が取得できないのでご注意ください。
距離を測りたい場合は、Googleマップを利用すると簡単に2km圏内を探すことが可能です。
距離の測り方はパソコンとスマホで操作が異なりますが、どちらも簡単に利用することができます。
◾️パソコンで距離を測る場合
- 自宅や会社の位置で右クリックする
- 「距離を測定」をクリックする
- 地図上のどこかをクリックする
- 出現する白い丸をドラックしながら測定
◾️スマホで距離を測る場合
- 自宅や会社の位置で長押し
- 下部に表示される住所などの概要を下にスクロール
- 「距離を測定」をタップ
- 地図を動かしながら距離を測定
このように、パソコン・スマホともに簡単に距離を測ることが可能です。
自宅や会社の位置から2km圏内を把握して、その範囲内で月極駐車場を探しましょう。
車の大きさや駐車スペースを確認
月極駐車場を契約する際は、車の大きさや車種と駐車スペースを確認しましょう。
契約の際にも確認されますが、サイズが大きすぎたり、外車だと断られる可能性があります。
また、サイズも問題ない場合でも、現地で実際に駐車してみると狭かったり、出入りしにくい場合もあります。
駐車スペースの位置の関係から、毎回バックで進入していかないといけないなど、毎回だとストレスに感じることも出てくるため、出入りも想定して駐車スペースを確認することをおすすめします。
雪国なら除雪・排雪条件も確認
少し特殊な条件ですが、積雪がある地域では除雪・排雪の状況も確認しましょう。
- 除雪は入るのか?
- 除雪が入るのは何cm積もったら入るのか?
- 指定の雪捨て場があるのか?
- 排雪はされるのか?
- 排雪がされるのはどのくらいのペースか?
などを確認すると良いでしょう。
多くの場合は、自身で除雪してください。という条件が多いと思いますが、トラブル回避のためにも、除雪した雪の置き場などを確認してください。
月極駐車場を現地で探す時の手順
最後に少しでも効率的に現地で月極駐車場を探す時の手順を解説します。
参考になる部分だけでもご利用いただければ幸いです。
おおまかな手順としては、
- ネット検索で相場を確認
- Googleマップで位置や状況を確認
- 近隣の不動産屋や中古車をピックアップ
- 駐車予定の車で現地へ向かう
- その場で契約する際の持ち物
このようになるので、それぞれ詳しく解説します。
探し方については「月極駐車場 探し方」の記事でも解説していますので、合わせてご覧ください。
ネット検索で相場を確認
まずは駐車場検索サイトを利用して、空き情報や地域の相場を確認しましょう。
駐車場検索サイトでは、各エリアごとの相場が表示されていたり、駐車場ごとの料金が表示されていることがあります。
料金を把握しておくことで、ご自身の予算が立てられ、駐車場検索サイトや不動産会社に依頼する時にも、条件として提示することが可能です。
Googleマップで位置や状況を確認
次にGoogleマップでいくつかの駐車場や周辺状況を確認しましょう。
Googleマップでは駐車場と検索しても出てきますが、より細かな情報を得るためにストリートビューを使うことをおすすめします。
ストリートビューでは実際に歩くように現地を確認できるため、ネットに公表していない駐車場の発見にも繋がります。
ただし注意点として、ストリートビューの画像は数年前の画像であることもしばしばあるため、あくまでも参考としてメモしておくと良いでしょう。
Googleマップでピックアップした駐車場をメモしておくと、現地に向かう時にカーナビとしても利用できるので便利です。
近隣の不動産屋や中古車屋をピックアップ
実際に現地に向かう際は、不動産会社にも依頼しつつ、自分の足でも探すという手順になります。
不動産会社は先ほどもお伝えしたように、大手の不動産会社よりも、地域に根付いた老舗の不動産会社がおすすめです。
地主との繋がりがあったり、すでに駐車場経営を長年行っているオーナーと繋がりがある可能性があります。
また、土地専門の不動産会社も駐車場の情報を持っている可能性があるので、最初にこれらの不動産会社を訪ねて、駐車場探しの依頼と情報提供を受けましょう。
中古車屋さんは、あくまでも最終手段くらいになりますが、同じように駐車場の情報を持っている可能性があります。
ただし、本来の業務とはことなることなので、最初から駐車場情報を聞くというよりも、話の流れから聞いてみるとよいでしょう。
駐車予定の車で現地へ向かう
現地に向かう時は駐車予定の車で向かいましょう。
実際の車を使用することで、駐車場の出入りや駐車スペースの確認が可能になります。
また、現地に看板があり、そこに問い合わせの電話番号が記載されている場合は、その場で電話することがおすすめです。
もし空きがある場合は、どの位置が空いているのかを確認でき、実際に駐車してみることもできます。
オーナーや管理会社が電話に出なかった場合は、後でかけ直しますが、その際に駐車場の正確な位置を伝えられるようにしておきましょう。
その場で契約する際の持ち物
何度も現地に来られない状況であれば、契約ができる状況で向かいましょう。
一般的に月極駐車場の契約に必要なものは下記です。
- 運転免許証
- 車検証
- 印鑑
- 金融機関・クレジットカードの情報
- 住民票や会社謄本
- 印鑑証明書
- 初期費用
これらがあるとスムーズに契約が行えますが、最終的に必要なものはオーナーや管理会社にご確認ください。
初期費用に関しては、以下の内訳で必要になる場合があります。
- 前家賃
- 敷金/礼金
- 仲介手数料
- 車庫証明手数料
- 事務手数料
細かな金額は月極駐車場によって変わりますが、仮押さえで考えると、1ヶ月分の賃料があれば十分でしょう。
また、仮押さえが可能であれば、書類なども後日郵送で対応などもできると思いますので、住民票や印鑑証明書の取得が間に合わなくても問題ないです。
最終的な契約までに必要書類や費用を揃えるようにしましょう。
まとめ
以上、月極駐車場が見つからない場合の対処法を解説しました。
7つの対処法を簡単にまとめたものが以下です。
探し方 | メリット | デメリット |
駐車場検索サイトに依頼 | 手軽に探せて依頼できることもある | 競争率の高さと、情報の不確かさがある |
自分で歩いて探す | ネットにない情報を探せる | 労力がかかる |
不動産会社に依頼 | ネットにない情報や依頼もできる | 取り扱いが少ない可能性が高い |
コインパーキングを利用 | 見つかる可能性が高い | 費用が高くなる可能性が高い |
一時的に条件を下げる | 見つかる可能性が高い | 費用や条件が悪くなる可能性が高い |
近隣の中古車屋に交渉 | 近くで見つかる可能性がある | 依頼できる可能性が低い |
近隣の一戸建てに交渉 | 近くで見つかる可能性がある | 依頼できる可能性が低い |
このように、いろいろな情報がありますが、現地で確認することが最も見つけやすいので、ご紹介した手順に沿って、できるだけ条件の良い月極駐車場を見つけてください!